19 2021 .Mar

石蕗

れは4年前、
種蒔きを終えて一旦西宮に帰ろうと
玄関を出た私を祖母は
「ちょっと待たんね」
と引き留め、庭の茂みに入ること2〜3分
戻ってきた手にはこれが握られていた。
石蕗(つわぶき)

そこらのツルでクルクルっとまとめ
「持っていかんね、美味しかよ」
と手渡された。

今までの人生で一番素敵で一番美味しかったお土産。
格好良かったなあ、あの時のばあちゃん。

「フキよりツワの方が柔らかくて美味しかもんね」
と言ったばあちゃんの言葉通り、
本当に柔らかくてみずみずしくて
最高に美味しかった。

以来、大好物になりました。

ちょうど石蕗の季節
今日はがんもと一緒に炊きます。

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