最近よく思い返す
唯一味を始めたばかりの頃のこと。
唐津と西宮を行ったり来たりしながら
畑のことが気になって
毎日ばあちゃんに「今どんな天気?」と
電話していた。
「今は雨が降ってるよ」
「どのくらい降っている?」
「しょぽーん、しょぽーん降ってる」
「しょぽんしょぽんってどのくらい?」
「しょぽんしょぽんはしょぽんしょぽんさ」
ばあちゃんの言葉は難しかった。
一緒に草刈りしている時に
「そこのカンチョカンチョ使いなさい」
「カンチョカンチョってこれ?」
「そうそう、それ」
新しいカンチョカンチョが欲しくて
買いに行った時に店員さんに尋ねてみたけど
誰にも通用しない。
結果、見つからず買えなかった。
楽しかった思い出と共に
初心に返っております。
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